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【神神化身連載小説レビュー】第十二話 「季布一諾 (I give you my word.) 」

  • 神神化身
  • 神神化身連載小説レビュー

📅 2021-09-08

小説を書くムーブメントの時期だったので、全然書いてなかったけど小説書くムーブメントが過ぎ去ったのでまた読んでいくぞ。

かみしん小説レビュー今日は第十二話


実はかみしんの好きな各話タイトルの上位にくるタイトル。 季布一諾は絶対に信頼できる堅い承諾のこと。遠流の堅い意志の話。

城山が感じる現実味のない遠流の人気は、二部を読んでいる今となってはやはりカミの采配という感じがする。遠流が覡になることを誰も止められないことも含めて物事はカミの求めるままに進んでいるよう。

一方でカミが望む以上に、遠流は目的を果たすため捧げているとも思う。皋所縁の殺人事件に対する能力を考えれば、遠流もこんなに頑張らなくてもカミによって都合が良いように歓心を集められたのではないか。それでもこうして彼が真剣に取り組むのは意地でもあるし、カミへの反抗だとも感じる。

遠流はカミに相対しながら、畏れながら、けれど一番カミにとって都合よく動かされていると思うし、本人も気づいてるんじゃないかな。言ってしまえば三言を大祝宴に連れて行くという遠流の目的を果たすためにカミと共犯関係にあるとも言えるわけだけど、その中で遠流が抗えるとすればカミの手を振り払って自分の力で目的を果たすことだけなのかもしれない。

読者視点でも遠流視点でもアイドル八谷戸遠流の成功が結局のところカミの手のうちなのかはわからないけれど、遠流の決意と彼の言葉は彼のものであるというところが私はこのタイトルとこの話の好きなところだなと思う。

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