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2022年1月の読書日記

📅 2022-02-06

読書日記をつけたいと宣言して、早速つけないところだった。

1月は同人誌の原稿をしていたのもあって全然本を読めなかった。人間の時間…短いっしょ…。


電子工作をやりたい

昨年自作キーボードを作ったら思いのほか楽しかったので、相変わらずキーボードキットを買っている。キーボードは電子工作入門に良いと思っていて、キーを押す/離すで電流が流れる/流れないなのがわかりやすい。

とはいえ電子工作の初歩の初歩の本って何を読んだらいんだろうねというのはよくわからない。プログラミングの入門書は無限にあるけど、電気関係の本って…何を読んだらいい…?

そんなわけで、電子工作の入門書ではないと思うが、『無駄なマシーンを発明しよう! 〜独創性を育むはじめてのエンジニアリング』(藤原麻里菜)を読んだ。私はもともと「無駄づくり」の作品が好きなので、電子工作の棚で見つけてそのまま買ってしまった。

本書は対象年齢も子供(小学生?)に向けたもので、難しいものを作るというよりは、100均なんかで買えるものを組み合わせて面白いものを作ってみようというノリである。おもちゃの分解、やるよね。

しかし、私はこの本でキーボードキットで最初になんか折り曲げてハンダ付けする謎の部品が抵抗器であることを理解したので、とても有益な本だった。というか多分このレベルで説明されないとわからないんだけど、この辺の話を中心にわかりやすく説明した本、他にもないですかね…。

中華SFの世界

今月読めた小説は『時のきざはし 現代中華SF傑作選』(立原透耶 選)と『円』(劉慈欣)の2冊だけだったのだが、『時のきざはし 現代中華SF傑作選』はかなりボリュームがあったし、『円』も10冊分くらいのアイディアが詰まった名短編集だったのでいっぱい読んだなあ〜という気持ちである。

中華SFが熱いというよりは劉慈欣が熱いのでは…と思わないでもない中華SFブームだけど、『時のきざはし 現代中華SF傑作選』を読むと中華SFもっと翻訳されてほしいなと思った。

印象的だったのは歴史を扱ったSFで、表題作の「時のきざはし」もそうなのだが、歴史のスケールの大きさは中華SFならではかもと思った。そもそも中国を舞台にする、紀元前の中国王朝を描くことが、おそらく欧米圏の作家の作品ではかなり珍しい(私が知る限りはないと思う)ので新鮮に感じられた。考えてみれば過去に遡るならそれくらい遡らないとせせこましいな…とすら今は思ってしまう。

好きな作品をあげると、「太陽に別れを告げる日」、「鯨座を見た人」、「沈黙の音節」、「ハインリヒ・バナールの文学的肖像」、「七重のSHELL」、「時のきざはし」。こうして見ると歴史が関わってくるSF好きだな…。「済南の大凧」も次点くらいに好きなので…。

『円』は間違いなく面白いだろうと思ったら間違いなく面白かった。

私は『三体』のミクロの視点とマクロの視点両方で物語が進むところが好きなのだが、収録されている「郷村教師」はまさにその対比が鮮やかでくぅ…となってしまった。その鮮やかな筆致が長編だろうと短編だろうと冴えている。

個人的にめちゃくちゃ好きなのは「メッセンジャー」だが、劉慈欣の面白さを…ということなら絶対に「郷村教師」を推す。

話は変わるが、中華SFといえば1月から放送開始した「時光代理人」をまとめて4話まで見たらこれまた面白くて5話がとても楽しみ。最近アニメをちゃんと見ていなかったのだが、久しぶりに最速放送で見たいと思っている。

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